【知らないと損】アパート経営が儲からないと言われる5つの理由!宅建士が儲かる方法を解説

不動産

「アパート経営は本当に儲かるの?」
「失敗した時のリスクが高いのでは?」

そんな悩みにお答えしていきます。

働きながら継続的に収益を得られるアパート経営。今後の生活を考えて、収入を増やすために始めてみようか迷っている方も多いでしょう。

しかし、よく調べずに始めてしまうと、儲かるどころか赤字になってしまう可能性があります。

そのため失敗するパターンを理解し、あらかじめ対策しておくことが重要です。

そこで、この記事では以下の内容を解説していきます。

  • アパート経営が儲からないは嘘!概要を詳しく解説
  • アパート経営が儲からない5つの理由
  • アパート経営で”儲からない”を防ぐために注意すべきこと5選
  • 【徹底解説】アパート経営を失敗せずに始めるポイント

現在アパート経営を始めようとしている方だけでなく、失敗しないアパート経営の方法を知りたい方にもおすすめの内容になっています。

ぜひこの記事を参考に、儲かるアパート経営を目指してみてください。

アパート経営が儲からないは嘘!概要を詳しく解説

アパート経営は儲からないとよく耳にしますが、全くそんなことはありません。

結論から言うと、アパート経営は儲かります。

儲からないと言っている人の大半は経営計画が疎かであったり、知識がなく経営を始めて失敗してしまう人がほとんどです。

アパート経営で儲けるためには、経営について勉強し儲ける計画を立てて行動することがとても重要です。

アパート経営が儲からない5つの理由

アパート経営が儲からないと言われる理由は、以下の5つです。

  1. 利益を出すまでに時間がかかる
  2. 多額のローンを背負うことになる
  3. 入居者を維持することが難しい
  4. アパートの管理費用がかかる
  5. 人口が減少している

詳しく解説していきます。

1.利益を出すまでに時間がかかる

アパート経営は利益を出すまでに相応の時間がかかります。

アパート経営に関わらず不動産経営では初期投資の費用が多額になります。また、ローンを組む際にも自己資金を多めに用意しなければなりません。

したがって、これらの費用がアパート経営で得られる利益によって相殺されて黒字化するまでには一般的に10〜15年かかると言われています。

今すぐに利益が欲しいと考えている人は、アパート経営をするのは難しいでしょう。

2.多額のローンを背負うことになる

アパート経営が儲からないと言われる一番の理由は、多額のローンを背負うことになるからです。

アパート経営を始める際には、初期投資に多額の費用が必要となり自己資金だけでは賄いきれません。

ほとんどの人が金融機関から融資を受けるのですが、数千万単位のローンを組むことは返済に対して大きな不安を抱えることになります。

一般的な生活を送っている人にはこのような多額のローンを背負うことは少ないです。

そのため、リスクの大きさを考えて、アパート経営は儲からないと考えている人は多い傾向にあるようです。

3.入居者を維持することが難しい

アパート経営を続ける上で入居者を維持することはとても難しいです。

新築アパートならある程度の入居者は見込めます。

しかし、築年数が立つことでアパートとしての魅力や価値が下がり入居者は減少の一途をたどるでしょう。

平成25年住宅・土地統計調査 特別集計によると空き家数は820万戸と過去最高となり、全国の住宅の13.5%を占めていることが分かっています。

このことからアパートの空室を埋めることは容易ではなく、アパート経営を継続していくのは簡単ではありません。

4.アパートの管理費用がかかる

アパート経営ではローンの返済以外にアパートの維持管理費用もかかります。

アパートなどの賃貸物件の修繕費用は、基本的に賃貸オーナーの負担です。

新築当初は心配ないですが、築年数が5年を過ぎると水回りやフローリング張替えなどの費用がかかるようになります。

こういった不具合を放置しておくと、傷みが進んで余計なコストが発生します。空室の原因となるため早急に対応が必要です。

適切な維持管理費の設定と効率的な運用が、アパート経営の収益性を左右する重要な要素となります。

5.人口が減少している

近年の人口減少問題は、アパート経営において大きな影響を与えています。

以下、人口減少の様子です。

出典 総務省統計局人口集計

人口が少なくなると、アパートを借りる人も少なくなるため儲けも少なくなるでしょう。

また、総務省統計局によると人口減少だけでなくここ数年、東京圏をはじめとした、都市部の市町村への転入超過が話題となっています。

さらに、その流れは今後も止まることはないでしょう。

そのため、地方におけるアパート経営は、人口減少と都市部への移住の影響で成果を出すのが厳しい状況となっています。

アパート経営で”儲からない”を防ぐために注意すべきこと5選

アパート経営ではやり方を間違えると儲けるのは難しいです。

そこで、アパート経営で儲かるための注意すべきことを5つ紹介します。

  1. 綿密な計画を立てる
  2. 高品質で信頼性のあるハウスメーカーを探す
  3. 他者との差別化を測ったアパート経営をする
  4. 始めに自己資金をきちんと準備しておく
  5. あらかじめ物件の点検を定期的に行うように想定しておく

それぞれ詳しく説明します。

1.綿密な計画を立てる

アパート経営を始める前に綿密な計画を立てて行動するようにしましょう。

想定されるリスクや市場を分析し顧客のニーズにあった経営をすることが重要です。

具体的には以下のことを意識して調査すると良いでしょう。

  • 市場調査と立地選定
  • 財務計画
  • 物件設計
  • 運営管理計画
  • リスク管理
  • 税務戦略
  • 出口戦略

これらの要素を綿密に検討し、具体的な数値目標を設定することが重要です。

また、計画は定期的に見直し、市場環境の変化に応じて柔軟に調整していくことでアパート経営で儲からないリスクを回避できます。

2.高品質で信頼性のあるハウスメーカーを探す

アパート経営で儲かるためにはハウスメーカー選びがとても重要です。

なぜなら、信頼性と実績のあるハウスメーカーに建築を任せることで自分のニーズにあったアパート経営ができるからです。

ハウスメーカーを選ぶ際は以下のポイントを参考にすると良いでしょう。

  1. 建築の特徴
  2. 管理システム
  3. コストパフォーマンス
  4. アフターサービス
  5. 提案力
  6. 一括借り上げ(サブリース)の有無

適切なハウスメーカー選びはアパート経営の成功に大きく影響するため、複数社を比較検討し、自身に最も合う会社を選ぶことが重要です。

3.他者との差別化を測ったアパート経営をする

アパート経営で空室をなくすためには、他者との差別化が欠かせません。

自分が経営するアパート限定の設備やプランがあると、入居者の多様なニーズに答えることができるからです。

具体的には以下の5つです。

  • 物件の特徴を活かした差別化:ペット可、インターネット無料など
  • 賃料プランの工夫:敷金礼金0円、家賃保証人不要など
  • サービスの充実:24時間警備、家具家電付き、清掃サービスなど
  • 立地を活かした差別化:駅近、閑静な住宅街など
  • 環境への配慮:省エネ設備、緑化など

差別化を検討する際は、上記の内容に加えターゲットとなる顧客のニーズも把握しておきましょう。

そうすることで、入居者の求めているアパートの差別化を図ることができます。

4.始めに自己資金をきちんと準備しておく

アパート経営では自己資金を十分に用意しておくことが成功を収めるうえで非常に重要です。

自己資金に余裕があれば、金融機関のローン審査が通りやすくなります。

また、災害などの不測の事態においても資金に余裕があれば冷静に対処することが可能です。

自己資金額はアパート経営において一般的に、経営資金総額の10〜30%が必要と言われています。

経営初期に必要な資金の内訳は大きく分けると、以下の2つです。

  • 建築費(本体工事費+帯工事費+諸費用)
  • 諸経費

アパート経営における資金の主な調達先は、アパートローンです。

収益性を考えて自己資金を多めにしてローンを少なくするなど、経営方針によって資金額を決めると良いでしょう。

自己資金を計画的に準備することで、アパート経営の安定性と収益性を高められます。

5.あらかじめ物件の点検を定期的に行うように想定しておく

アパート経営では物件の定期的なメンテナンス及び清掃は必要不可欠です。

管理が杜撰なアパートでは毎日気持ちよく過ごすことができず、入居者が集まることは少ないでしょう。

あらかじめ物件のメンテナンスを行うことは、問題点の早期発見・解決につながるので家賃の下落を防止し、余分な修繕費用を抑えることにつながります。

コストと効果のバランスを考慮しながら、最適な清掃計画を立てることが重要です。

【徹底解説】アパート経営を失敗せずに始める2つのポイント

これからアパート経営を始めようと考えている方は多いと思います。

そこで、最初からアパート経営を成功できる重要なポイントを2つご紹介します。

  1. アパート経営に強い業者に依頼する
  2. 金融機関の特徴を理解する

それぞれ説明していきます。

1.アパート経営に強い業者に依頼する

アパート経営の出だしでつまずかないためには、アパート経営に強い業者に建築や管理を依頼すると良いでしょう。

ハウスメーカーにはそれぞれ得意とする分野があるため、自身の経営方針にマッチするハウスメーカーを検討することが重要です。

ハウスメーカー選びの具体的なポイントは以下の5つです。

  • 実績と信頼性がある
  • アフターサービスが充実している
  • コストパフォーマンスが高い
  • 資金面のサポートがある
  • 管理システムがしっかりしている

大手ハウスメーカーはいくつかありますが、私の一番のおすすめは積水ハウスです。

積水ハウスは、国内トップクラスのハウスメーカーで有名な賃貸住宅ブランド、シャーメゾンを手掛けています。

積水ハウスがアパート経営におすすめな理由は以下の通りです。

  • 高品質な建物
  • デザイン性が高い
  • 豊富な建築プラン
  • 入居者満足が高い
  • 安定した企業基盤を持っている

積水ハウスのアパートは、入居者・オーナー・不動産会社からの高い支持があるため安心してアパート経営を任せられます。

しかし、設備やスペックが良い分、初期投資のコストが比較的高いため綿密な収支計画が必要になるでしょう。

2.金融機関の特徴を理解する

アパートを購入し、経営をする際には融資を受ける金融機関について詳しく知っておくとアパート経営で成功できるでしょう。

なぜなら、どのようにアパートを購入して、融資を受けやすくするためにはどんなことが必要になるかが理解できるからです。

それぞれの金融機関の特徴は以下の通りです。

金融機関対象エリア金利特徴対象者
メガバンク全国低い(〜1%)年収1000万以上必要富裕層向け
地方銀行支店のある箇所普通(2〜3%)年収500万円以上必要初心者向け
信用金庫エリア内のみ普通(2〜3%)年収500万円以上必要初心者向け
ノンバンク全国高い(3〜5%)年収500万円以上必要富裕層向け
日本政策金庫全国やや低い(1〜2%)年収500万円以下でも可初心者向け

また、金融機関から融資を受けやすくする方法は以下の通りです。

  • 現金を貯める
  • 保有する金融資産(株など)を全て把握しておく
  • 年収を上げる
  • 負債は返済する
  • 知人から紹介してもらう

アパート経営では多額の費用がかかるため、金融機関での融資は必ず必要になります。

金額も高額になるため、それぞれの金融機関の金利や特徴などを理解し自身の経営計画にあった融資を受けるようにしましょう。

アパート経営は初期投資額も大きく「儲からない」と言われることが多いですが、正しく行えば必ず儲かります。

ぜひこの記事を参考に、アパート経営で儲かる仕組みを理解し、自身の新たな収入源を確保してゆとりある生活を満喫してください。

タイトルとURLをコピーしました